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9月, 2011 のアーカイブ

a passing typhoon

9月21日
今日は午後から加圧トレーニング、11月のリサイタルのリハーサル、夜はクラスと来年2月のパフォーマンスのリハーサルでした。

いつになく予定の詰まっていた日で、少々台風にかき乱されたものの、しっかりと予定を達成できました。

リサイタルの教会でのリハでは不安だった所が全てクリアでき、生の音と教会の雰囲気がこんなに気持ちを盛り上げてくれるんだ…と実感できました。

終わって外にでると台風が直撃で移動も大変だったけど、なんとか目的地へたどり着きました。

途中で電車が止まったりしましたが、こんな時僕は「大げさな事ではないし、特別な事でもないよ…いつも通り、いつも通り!」って自分に言い聞かせます。

そうやって今思えばとんでもない!と思うような海外でのトラブルを乗り越えられてきたから…。

大げさや特別はハッピーな時に限りたいものです。

浅草につくと雨は止み、風はあったものの何の問題もなく…。

さすがにクラスは少ない人数でしたが、やはりやって良かったと思いました。

帰りには数時間前の出来事は何だった?っていうくらい気持ちがいい風が吹いていました。

僕は大切な予定が狂うのが嫌いなのかな…!?変な所がA型ですね~(笑)

commig autumn

9月19日
今日は敬老の日でしたね。おばあちゃんがそこに居たかはわかりませんが、家で久しぶりにすき焼きを食べました。

最近、ずっと股関節が痛かったのですが、珍しく痛みがなかったので今日は何もしないで痛みから解放された1日でした。
夕方から急に涼しくなりましたね…。
暑さにも少しうんざりきてたけど、秋になると何となく寂しさを感じます。

そんな時期だからこそ、何かが研ぎ澄まされ…。
芸術の秋がきましたね。

BOCALISE

9月18日
今日、新作『ボカリーズ』の振り付けが終わりました。

振り付けやストーリー自体はかなりいい!です。
あとは僕がピアノと歌詞のない「あ」だけの音でどこまで伝えられるかだと思います。

とても気に入っているので伝わる様、踊りこんでいきたいです。

楽しみにしていて下さい!

new choreography

9月12日
今日は僕のソロの新作の振り付けでした。

まずは11月2日に池袋の教会でやる新田恵さんのリサイタルで発表します。

その時は教会バージョンですが、来年2月はそれを膨らませます。

僕は前からポチ(八子真寿美さん)の振り付けが好きだったので今回、彼女の振り付けで踊れる事はとても楽しみです。

慣れない動きで難しいですが、踊りこんでいい作品に仕上げたいと思います。

因みにリサイタルは11月2日(水)PM7:00開演(会場30分前)
シャロンゴスペルチャーチ
チケット4000円

問い合わせ・hiroto-show@ac.auone-net.jp

END and START

9月10日PM9:50
今日はお通夜でした。
おばあちゃんと長い付き合いだったお寺の住職さんが、10年前から会うたびに、僕が海外で踊っている話や日本公演を楽しみにしている話をし、白かった髪の毛に少しずつ黒が混ざってきたのを覚えている…とおっしゃった。
当時の僕もそんなおばあちゃんの気持ちにどれだけ支えられたか。

80人もの人がきてくれた。見覚えのある顔がちらほら。
子供の頃の記憶が駆け巡った。
駆けつけてくれた方々、お忙しい所ありがとうございました。

9月11日PM11:30
今日は告別式と共に十五夜なんですね。
沢山の花に囲まれて、おばあちゃんの肉体はかぐや姫のように消えていきました。
そう思うとロマンティックでいいな…。

兄があいさつで「大正、昭和、平成と三世代に渡り生き抜いて来た祖母も、歳には勝てなかったようです」と言った。

そうなんだ。人には限られた時間しかない。
寂しがっているだけでは始まらない。
もし、おばあちゃんがいたらそう言っていると思う。確認させてくれた。
与えられたこの世の人生をめいいっぱい生きよう。

間違いなく、終わりは次の始まりであり…。

納骨が終わると係の方が「只今をもってこの世とおさらば致しました」と言った。

おばあちゃんは沢山の人に見送られ、触れられない世界へいきました。

気をつけてね。またいつか会おうね。それまで見守っていてね。

その後は走りながら喪服を脱ぎ、急いで新宿村へ。
来年のパフォーマンスのスタッフ、出演者との顔合わせでした。
今日から本格的に始まりました。

前回よりもいい作品になるよう、そして怪我のないよう頑張りましょう!
僕の大切な家族、そしてチームの次への一歩を応援していただけたら幸いです。

改めて今後共、よろしくお願い致します。

Thank you for everything

9月8日AM11:50
今日は出棺式でした。

毎日、かわいい犬を連れて散歩していたおばあちゃんは近所では何気に有名人で、たくさんの人が道に集まり見送ってくれた。

想像以上に集まってたもんだから、兄は思わず嬉しくて、そして寂しくて泣いてしまい、それでもしっかりとあいさつをした。
母が僕にボソッと「もうお兄ちゃんも泣いてちゃダメ…」って…。強い母…。
兄とおばあちゃんが乗った車の後を追い斎場へ。
車の中で叫んだらすっきりした。
斎場についてからも兄は泣いていた。
人の事はいえない。僕は電車に乗っていてもたまに泣いている。

9月9日PM10:45
今日、HIROTO’S CLASSの生徒さん一同から手紙と御霊前をいただいた。
おばあちゃんと会った事さえないのに。
ありがとうございます。
僕のおばあちゃんも幸せ者だと思ったけれど、僕もとても幸せ者です。

本当にありがとうございました。

明日はお通夜です。

僕は家族の中で一番下で、ノーテンキなので既におばあちゃんは次の世界に向かってテクテク歩き始めているように思っています。
僕よりも長い時間一緒にいた母と兄は僕よりも寂しさを感じてしまうと思う。

どうしたらいいのか、何ができるのか今の僕にはまだわからないけど、たまには僕も人を支えられる人でありたいと思う。

LAST JOURNEY

9月7日
今日は「送り人」の方がきて綺麗にメイクをしてもらい、旅支度をし納棺式をしました。

「綺麗で神々しいね…。本当にいい顔してる」って母が言った。

おばあちゃんを見てると今にも寝息が聞こえそうで…。
紫色の着物がよく似合う。
旅の途中に必要な魔除けの杖やワラジ、六文銭などを持ち、旅の支度をしっかりしたおばあちゃんもまたかわいい。

ここの所、お留守番ばかりのしずかがみんながいて嬉しそうだった。
棺に入ってしまったおばあちゃんを探している。天窓からのぞかせてあげた。

昨日の今日なのに、おばあちゃんの周りは花や食べ物でいっぱいになり華やかになった。

優しい記憶がほとんどだけど、時にはさすが世界大戦や関東大震災を乗り越えた強さや頑固さも思い出される。

そんなおばあちゃんを祝福し愛してくれた方々に感謝します。

3DAYS with Grandmother

9月3日
昨日からおばあちゃんがかなり弱り、病院へ向かいました。

母が朝まで付き添い、朝からは僕が仕事前まで一緒にいました。

3日前に会いに行った時は、呼吸は苦しそうだったけど、まだ話しもでき母が買ってくるケーキを楽しみにしていたんですよ…。
「あっ、来てくれて嬉しいよ~、今日は休みぃ?」っていつものフレーズを言って。

こんなに急変するなんて…。
今では呼吸が苦しいようでほとんど話しもできず、痰をとってもらう時だけ「苦しい」「嫌だ!」って…。そんな言葉が最後なんて悲しすぎる。

幼少の頃から父親がいなかった僕ら兄弟にとって、おばあちゃんは母親で母が父親代わりでした。母にとっても伴侶のような存在だったと思います。
母が仕事で忙しかったため、小学校の授業参観日も運動会もおばあちゃんが来てくれていて、学校でも人気者でした。

おばあちゃんに聞きたいことがあったんだ。
料理教室で覚えてきたと言って度々作ってくれたレンジで作るフルーツ缶詰めのケーキのレシピ。
あの懐かしいケーキがたまに食べたくなる。

また夜くるね!とおばあちゃんに言うと、うっすらした目で声にならなかったけれど、僕の名前を何度も言ってくれた。

そして苦しさを紛らわすためなのか首を動かしリズムにのって歌ってるように見えた。

9月4日AM2:00
仕事から帰ってからすぐに病院へ。
僕がつくと母はほとんど寝ていなかったので待合い室でパタンとねてしまった。

おばあちゃんは苦しそうだけど、ぼーっとここではない違う世界に遊びに行っては帰ってきて、僕の手を握る。
苦しそうだけど、時々笑っているのが僕にはわかる。
「前にバレエ観に来てくれた事、覚えてる?」って聞くとうなづいた。

僕のおばあちゃんは本当にかわいい人で、どこの病院でも愛された。

ケーキのレシピはやっぱりきけないままだけど、後悔しないように当たり前の事を耳もとで大きな声で伝えた…

「おばあちゃん、大好き!」

おばあちゃんは閉じていた目を開き、うなづいた。
母はまた病院で深夜をおばあちゃんと過ごす。
僕と兄は仕事以外の全ての時間をおばあちゃんと過ごす。

僕らにとって本当に大切な人なんだ。
家族を大切にしてくれた。幸せにしてくれた。

できたら元気になってほしいけど…95歳のおばあちゃんが苦しそうにしてるのは見ていて辛い。どっちにしても早く楽になってほしい。

そう願うばかりだ。

9月5日AM2:15
今朝もギリギリまでおばあちゃんといた。
僕をこの世に存在させてくれた父が来た。
母と他人になったおばあちゃんの実の息子だ。
母と話している姿を初めて見た。
おばあちゃんが2人の間にいる時、僕が生まれる前の現実を知った気がした。

その後は新宿へ。クラスとリハーサルは順調でこのテンポで頑張っていけば、必ずいい作品になる!と実感。

病院に戻る。おばあちゃんはもう酸素マスクを外したい!とわがままも言わなくなっていて、時々苦しそうにはするもののその一瞬以外は、穏やかに眠っている。

もう僕に気づいてはくれない。
僕がいない間に母に「そばと焼き芋とトマトが食べたい」って母の名前を呼び続けていたそうだ。
最後の言葉が更新された。
明日が早いので母を残し帰ってきたけど、なんだか眠れない。

今頃になって子供のころの色々な事を思い出し、涙がでてしまう。

9月5日AM9:10
電車に乗って、ぼーっと考えている。
おばあちゃんは目を瞑ったままで安定しているそうだ。
生きていく事も大変だけど、終わりにすることも大変なんだな…。
人生は大変なんだね。
でもその大変な人生を全うできた人にだけ、その後に揺るぎのない幸せが待っているのかもしれない。
おばあちゃんには最高の幸せを手に入れてほしい。

9月5日PM9:25
お昼頃、おばあちゃんの息が浅くなったと母から連絡があり、病院へ。

僕が耳元で「おばあちゃん、起きてる?」って言うとずっと開けていなかった目を開いた。
看護婦さんも驚いていた。「私達ももう一度、名取さんとお話したかったな…アイドルだったんですよ。」…看護婦さんがそんな事を言うもんだから、嬉しくて涙がでる。
その後はもう目を開けてはいない。

母が家に戻り、僕と兄でおばあちゃんの顔をみていると、父がまた参上した。初めて3人で会話をした。
兄は思い切り敬語で…僕らのしらない名取家の歴史を聞いていた。

父が帰り暫くすると、母が「家にいても寝れない」と言って僕らを帰らせた。
それでもすぐに会いたくて顔がみたくて…。
おばあちゃんの顔はかわいくて何時間見ていてもあきないんだ。

9月6日AM12:40
僕らのかわいいおばあちゃんが旅立った。
朝までは待ってはくれず、母が仮眠した隙に急変し、ほんの5分と待たずに逝ってしまった。

僕ら兄弟がしつこくするもんだから付き合ってくれていたんだろう。

僕が病院についたときはまだ温かく信じられなかったけど、酸素マスクがなくなり点滴もなくなり、周りがすっきりしていて…。
顔を引っ張ったりしてあそんだ。今にも「おばあちゃん、シワだらけだろ!?」って話しそうだった。

9月6日AM5:10
おばあちゃんがやっと家に帰ってきた。
「おかえり、おばあちゃん!」
明日から病院に行かなくてもすぐに会える。

育ててくれてありがとう。おいしいご飯を…、母を支えてくれて…、幸せにしてくれて本当にありがとう!

おばあちゃんの事は忘れないよ。ずっとかわいいおばあちゃんでいてね。
おばあちゃんの気持ちを裏切らないよう真っ直ぐ一生懸命に生きていこうと思う。

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